正しく座る姿勢で「坐骨神経痛」を予防しよう!

正しい椅子の座り方

正しい椅子の座り方 イラスト

実は座っている姿勢は、背骨にとって負担のかかる姿勢です。

しかし、一日の中で座っていること時間は意外と多いものです。

  • デスクワークでの長時間の座る姿勢
  • 車の運転での長時間の座る姿勢
  • 家に帰ってソファーで長時間座る
  • 電車で長時間座る
  • 友達と食事や休憩で長時間座る

など、上記以外にも長時間の座る姿勢は多くみられます。

座っている方が、身体は楽だと思いますが

「立ち上がる差に痛い」「腰・肩・首が痛い」「立ってから体が伸びづらい」

などみなさんよくある事だと思います。

しかもその時間が、長時間になったり、足を組んだり、猫背だったり

悪い姿勢になれば体の背骨や骨盤にかかる負担も大きくなります。

毎日の座っている姿勢の積み重ねで、神経がダメージを受けます。

そうすることで、慢性的な腰痛や肩こりになったり、ぎっくり腰を引き起こしたり、眼精疲労や頭痛にもたくさんの痛みや症状を引き起こします。

そんな座る時間を、なるべく体の負担が少なく済むように、正しい座り方について

ご説明していきたいと思います。

理想の椅子の高さ

デスクワーク中心のお仕事をしている人にとって、体に合った椅子は欠かせない

アイテムの1つだと思います。

椅子選びでの基本は“高さ”です。

理想は、座った状態で足の裏が床から離れず、ひざの裏を座面が圧迫していない高さです

また腰の部分がしっかりと支持されていることも大切です。

背もたれが腰にフィットしていない場合は、クッションなどを腰の後ろに挟みましょう。

「アームレスト(肘置き)がある場合」

机で作業する際に、肘が自然に支持される高さにしましょう。

「机の高さ」

アームレストに肘を置いたまま自然に伸ばして作業できる高さが良いでしょう。

「パソコン画面の高さ」

自然に前を向いたときに、視線の延長線上が理想です。

のぞき込んだり、見上げたりする位置では首に負担がかかります。

頭部の重さによる背骨の影響

一般的な人間の頭の重さは約7~8キロになります。

研究では、頭が2センチ前方に移動するだけで

首にかかる負担は2倍の14~16キロと言われています。

またうつむく姿勢で

・首の角度を30度曲げただけで18キロ

・60度では27キロ

もの負担になると言われています。

パソコン画面が低すぎる場合は、30分を目安に頭を起こしたり、背伸びをしてリセットする事を意識して下さい。

頭部の重さによる背骨の影響イラスト

パソコンを使用する場合の正しい座り方

正しい座り方を維持するには、パソコンの位置を正しい場所に置くことが重要になってきます。

まずパソコンは体の正面に置きましょう。

よく横側に置いたりしている人をみかけますが、それでは正しい姿勢をキープできないだけではなく、背骨・骨盤にねじれた体に負担のかかる力が加わります。

デスク周りを整理整頓したり、配置を変えたりして、パソコンは体の正面にくるようにしましょう。

「肘の角度」

95~110度くらいを目安に設定して下さい。

直角よりも少し広め位の角度です。

「高さ」

目線の下5~10度の範囲にスクリーン画面が来るようにしましょう。

ノートパソコンの場合は、本体の物ではなく、外付けのキーボードがおすすめです。

そしてパソコンの本体は台の上に載せて高さを目線の位置にしましょう。

パソコンを使用する場合の正しい座り方イラスト

複数のパソコンを使用の場合

最近では、複数のパソコンを使用する人や、タブレットと合わせて使用する人も

増えてきました。

スクリーン画面がいくつかある場合は、キーボードの位置を正面として、左右の画面を見る時は、顔を動かすようにします。

キーボードが2台ある場合は、椅子の回転を利用してその都度使用するキーボードが体の正面に来るようにしましょう。

書類などの配置について

あなたは書類などの資料をパソコンのどの位置に置いていますか?

多くの人はキーボードの手前に資料を置きがちですが

体に負担のかからない位置は

「キーボードとディスプレイの間」です。

物を書いたりする際は、手前に置いた方がはかどると思われがちですが

この姿勢は、肩があがったり前に行ったりして、首や肩に負担がかかり、目も疲れやすくなりますので、極力控えましょう。

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